『アフターデジタル』【おすすめ本】
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昨今ではITの世界が急速に進化していってます。
そんな中、今後を生き抜くために全てがオンラインになった世界の暮らしやビジネスの在り方について知っておく必要があると思います。
そこでおすすめする本が
『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』です!
今や誰もがスマホやタブレットを持つ世界。これからも急速に発展していく上で私たちの暮らしやビジネスはどのようになり、何が必要になってくるのでしょうか。
デジタルトランスフォーメーション(DX)
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという概念です。言わばデジタル変革です。
2025年まで日本企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進まなければ、12兆円にも及ぶ経済損失が生じるー。
これは、2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」の内容で、「2025年の崖問題」として日本企業に警鐘を鳴らしています。
ここ数年、あらゆる企業で「デジタルトランスフォーメーション」の重要性が高まっています。IT技術の発展に伴うビジネス構造の変化は激しく、その変化を乗り切るためにデジタルトランスフォーメーションが必要不可欠だということです。
オフラインは存在しなくなる
現在、多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」を積極的に取り組んでいますが、そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ではないでしょうか。
例えば、「オンラインでも実店舗のような接客を」などの取り組み。
世界を見渡すと、中国都市部やエストニアでは既にオンラインとオフラインの主従逆転が起きています。
考え方のベースはオンラインであり、こちらが「主」。オフラインは「信頼獲得可能な顧客と接点」という位置づけで、こちらが「従」です。
モバイル決済が主流になり始めている現在を考えてみると、全ての購買データはIDにひも付きます。カメラなどの様々なセンサーが接点に置かれると、人の購買行動だけでなく、あらゆる人の行動が全てオンラインデータ化します。
つまり、オフラインはもう存在しなくなるとさえ言えるでしょう。
データ×エクスペリエンス
こうなってくると、企業間の競争原理は、顧客データが膨大になり、そのデータを使って、どのようにしてより良いエクスペリエンス(体験)を作り、いかにして自社サービスへの顧客吸着度を高めていくかというものになってきます。
「データを多く持ち、それをエクスペリエンス(体験)の良さに還元する」という改善ループをいかに高速で回していけるか。
つまり、データ×エクスペリエンス。この原理が大事になってきます。
ビフォアデジタルとアフターデジタル
これまでのリアルとデジタルの認識は、「オフラインのリアル世界が中心で、付加価値的な存在として、デジタル領域が広がっている」というものでした。これをビフォアデジタルと呼んでいます。
しかし、モバイルやIoT、センサーが偏在し、現実世界でもオフラインがなくなるような状況になると、「リアル世界がデジタル世界に包含される」というものに再編成されます。これを、アフターデジタルと呼んでいます。
(例)
ビフォアデジタル:リアル(人や店)でいつも会えるお客様が、たまにデジタルにも来てくれる。
アフターデジタル:デジタルで絶えず接点があり、たまにデジタルを活用したリアル(人や店)にも来てくれる。
OMO (Online Marges with Offline)
オフラインからオンラインへと生活基盤の移行が進む中、いまビジネスを行う私たちにとって必要なことは何でしょうか。
その1つの解として、アフターデジタル時代における成功企業が共通で持っている思考法としての「OMO (Online Marges with Offline)」という概念です。
これは、オンラインとオフラインが融合し、一体のものとして捉えた上で、これをオンラインにおける競争原理として捉える考え方を意味しています。
より詳しく言うと、これまでは「インターネットをどうビジネスに活用するか」と言う考え方だったと思います。しかし今では、「リアルな場所や行動も常時オンラインに接続している環境」が整っているので、「オフラインが存在しない状態」を前提として、ビジネスをどう展開していくか考える必要があります。
アフターデジタルを正しく理解し、データや接点を正しく使うことができないと、世界的なデジタル企業に太刀打ちできないという時代になってしまったということです。
まとめ
これからの世界は、IT技術の向上によりビジネス構造など様々な変化が激しくなる。
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それを乗り切るために、デジタルトランスフォーメーションが必要不可欠である。
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だから、オフラインは存在しなくなる。
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そんな状況では、リアル世界がデジタル世界に包含されるアフターデジタル時代に再編成・視点転換される。
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そのために、データ×エクスペリエンスの改善ループを高速で回さなければならない。
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さらに、オンラインとオフラインを一体のものとして捉えるOMOの思考法が重要になってくる。
今回は、横文字が多く、ちょっと難しい話でした。
しかし、冒頭にも言いましたが、これからの世界を生き抜くために、これからのことをより学び、より知る必要があると思っています。
本書では、これらの事がより詳しく様々な事例を挙げて書かれていて、読むと世界のデジタル事例と日本の遅れに気付くことができます。
これからのアフターデジタルの世界を生きていく私たちこそ、先を見据えるために、是非本書を読んでみて下さい!
from sasa.